丸瀬布から紋別へ おでかけ
今年出来た金八トンネルを抜けると・・・鴻之舞地区
いつも気にかかってる場所
いろんなひとの思いが残ってる場所
鉄道がひとや思いを運んでいた証拠
上藻別駅逓におじゃましました
・・・いつもは何度も家族できてるんですけど・・・
「おお、そんなの知ってるよ、」
小玉さん、いつもいつもおせわになってます。
今日は用事のついでで・・・
「そうかい、あんたには特別もう説明しないから笑 好きにくつろいでって」
ありがとうございます。そうします。
突然、トラックが来る。
「いったいどこのどいつじゃあ」
・・・小玉さん、お客さんかも知れないじゃないですか(汗
観光協会からいわれて、桜の植樹に来ました、とのこと
「オレ聴いてねえ。うちの代表とうちあわせてんだな。まあ、いいか」
・・・いいんですか確認しなくて(汗
「いいのいいの、ただ、鹿に食われないように処置してってよー」
中で資料をずうっとみていたら、突然、時計が鳴る
「ボーンボーンボーン」・・・・七時?
懐かしい音
子どもの頃、こんな振り子の時計だった。
これは、慰霊碑の広場でみつけたもの。
広場じゅうを・・・これが。
「ああ、それ、熊だ」
・・・やっぱり。ちいさいから小熊ですね
「駅逓のとこもうろついてるよ。いっつも。その小熊をよんで、山の方で親がないてんだ。
朝がいちばんおっかないねえ。奥さんも朝こっち来るときは気つけな」
・・・はい、朝は来ません(汗
「今年は異常だ、いつも山に入ってるけど、コクワもヤマブドウもなってない。
餌がないんだな、山に
今年は山が色づくのも早いしなあ・・・」
「あんたお昼ご飯、もってきてるかい?なかったら、なんかあるぞ。おちゃのんでくか?
いっつも来るんだよ、工事関係の人とかが、ご飯ここで食わせてくれって。」
といって、自分のお弁当のためにインスタントの豚汁をセットする小玉さん。
・・・ありがとうございます!
いろいろうろつく私を、植樹の業者の人たちが、ご飯食べながら不思議そうに見てる。
小玉さんがおっきい声で私に向かって親しげに話してるのも不思議らしい。
・・・私、かえりますんで、また来ますね。ありがとうございましたあ
玄関で大きく声を出して、あいさつ。
「おーう、じゃあなあ、きいつけてなあ」
と、建物の中から、姿を見せないまま、大きな声でお返事。また、遊びに来ますね、
鴻之舞のおとうさん。
なんにもきかないで、受け入れてくれてありがとうございます。
いつも、あたたかくむかえてくれてありがとうございます
ひとの思いの残る場所
ひとの思いをまもること
いのちの行く末を思うこと
みんな詰まってる
いつも ありがとう
いつも 思ってます