息子誘って下白滝へ
わんこに挨拶 こんちはーおじゃましまーす
白滝から遠軽に引き返すキハ40
顔もお尻も真っ白 雪国の表情のきしゃはなんだかかっこいい
きしゃ過ぎた後 作業員さんたちが除雪出動
こんにちは と ご挨拶してもお返事が返ってくることは実は少ない
この冬の除雪作業員さんたちは 地元白滝の方々が請け負っている方がほとんどで
なかには私たち家族を知ってる方もいる だから余計にお返事をくれないってこともある
白滝に引っ越してきてからもう9年になるけれども このそっけなさはあいかわらず
むしろ顔を知らない作業員さんたちのほうがこんにちはと返してくれることが多い
うちら家族が線路端や駅のホームでカメラ時構える姿は 地元の方々にはかなり異質でずっと変わり者に見られてた
それでも最近はやっと市民権?を得て「鉄道ファン」というものがムラびとに知られるようになり
今 白滝の3駅が廃止になることで鉄道ファンが訪れ テレビや新聞の取材が来ることで
「なくなる今になって、ここがこんな人気あったとこだって知ったんだわ」と 地元のお方が言い
私たちへ言葉をかけてくれることも増えた
いつまでたっても私らはここではヨソモノから脱することはできないんだなあって ちょっとむなしいというか
旦那の仕事上 いつまでもここにいることはできないし いつここから出ていくことになるかもわからない
仕方ないかとも思うけれども ほんとの風来坊ってこういう浪漫のない現実を言うのかもしれないなって最近感じたり
それでも
ずっとずっと鉄道が好きと言い続けてムラ沿線で写真撮り続けてきた長男が本当にムラ出身の鉄道員になり
次男もその影響で鉄道が大好きで 地元で合気道もずっと続けてイベントごとにも参加して
この息子たちのおかげで なんとかなんとか親二人はここに住み続けてこられたんだなあって思う
ここで息子たちは育っていったから 特に鉄道好きな息子たちは白滝の駅に親しんできたから
駅への感謝の気持ちと慈しみの気持ちは自然とつよくはっきり湧いてくるもの
作業員さんたちのお仕事が終わり、次の特急の通過を待ちます
(最初の2枚以外は次男撮影)